M1 MacBook Airを5年使ったエンジニアが、M5に乗り換えた話【正直レビュー】
M1 MacBook Air、まだまだ使えるんですよ。
5年経った今でも、普段使いなら全然問題ない。Appleシリコン第1世代の完成度の高さって本当にすごくて、「まだ買い替えなくてもいいかな」と思えるくらいには元気に動いてくれています。
ただ——最近、ちょっとだけ事情が変わってきたんですよね。
きっかけはAIです。Claude CodeやCursorを使ったバイブコーディングにハマってから、個人開発のモチベーションが爆上がりしまして。「こんなの作れるかも」「あれも試したい」が止まらなくなって、Macを開いている時間が明らかに増えた。
そうなると、Docker動かしながらVSCode開いて、ブラウザのタブは20個開きっぱなしで、MCPサーバーも裏で走らせて——みたいな使い方が日常になってくる。
M1は頑張ってくれてるんですけど、たまに「ん?ちょっと待ってる?」って瞬間がある。致命的じゃないけど、毎日触る道具のその「ちょっと」が、じわじわ気になってくるんですよね。
というわけで、M5 MacBook Airに乗り換えました。
この記事では、M1 Air(16GB / 512GB)を5年間使い倒したエンジニアが、M5 Airへの買い替えを決めた理由と、実際に使ってみた感想を正直にお伝えします。
購入した構成:あえての最小構成
| 項目 | M1 Air(旧) | M5 Air(新) |
|---|---|---|
| チップ | Apple M1 | Apple M5 |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| ストレージ | 512GB | 512GB |
| カラー | シルバー | ミッドナイト |
| 価格 | 約16万円(当時) | 184,800円 |
そう、あえての最小構成です。
「え、エンジニアなのに16GBでいいの?」って思いますよね。正直、1TBにしたい気持ちはめちゃくちゃありました。
M1で512GBはもう結構カツカツで、Dockerのイメージやら開発環境やらで常に残り50GBくらいとにらめっこしている状態だったので。
ただですね、M5 MacBook Airの購入画面でカスタマイズしてみてもらうとわかるんですが、1TBを選ぶと自動的に10コアGPUモデルになって、価格が約3万円アップするんですよ。
512GBの184,800円から、1TBにすると214,800円。この3万円の壁がなかなか高い。
悩んだ結果、「ストレージはクラウドでなんとかする」方針に決めました。
ファイルの大方ははGoogle Driveに逃がす。Dockerのイメージも定期的に掃除する。そういう運用でカバーしていきます。
……まあ、半年後に「やっぱり1TB買えばよかった」って言ってる可能性は否定しません。
M1からM5に乗り換えた3つの理由
理由①:AIのおかげで、Macを使う時間が激増した
一番大きな理由がこれです。
この1年でAI周りの環境がガラッと変わりましたよね。Claude CodeやCursorみたいなAIコーディングツールが実用レベルになって、個人開発のハードルが一気に下がった。「こういうアプリ作りたいな」って思ったことを、AIと壁打ちしながらサクサク形にしていける。いわゆるバイブコーディングってやつです。
これが楽しすぎて、仕事以外でもMacを開く時間がどんどん増えていきました。
で、使う時間が増えると、当然マシンへの負荷も増える。
Docker立ち上げて、MCPサーバー動かして、ブラウザでドキュメント開きまくって——みたいな「全部同時に使う」場面が多くなると、M1でもたまにワンテンポ遅れる瞬間が出てきます。
繰り返しますけど、M1はまだまだ全然使えるマシンです。 ただ、僕のMacの使い方が変わったことで、「もうちょっと余裕が欲しいな」と感じるようになった。
それが正直なところです。
理由②:価格が”まだ良心的”なうちに買いたかった
ここ数年、PC周辺の価格高騰がエグいですよね。
実は自宅のデスクトップPCも買い替えたかったんですが、パーツの値上がりを見るたびに「もうちょっと待つか……」を繰り返しているうちに、完全にタイミングを逃しました。メモリの価格とか、もう笑うしかない。
そんな中、M5 MacBook Airの最小構成は184,800円。もちろん安くはないけど、今のPC市場の感覚で言えば、かなり良心的な部類だと思うんですよ。
ベースストレージが512GBに倍増しているのに、価格の上がり幅はそこまで大きくない。
正直なところ、「次のモデルではもっと値上がりするかもしれない」という焦りもありました。円安も進んでいるし、この価格で買えるうちに買っておこう、と。
理由③:Wi-Fi 7にBluetooth 6——「あと5年戦える」安心感
MacBookを買い替えるとき、僕はだいたい「最低5年は使う」つもりで選んでいます。M1もちょうど5年使いましたしね。
その観点で見ると、M5の通信規格のアップデートはかなり大きいです。
Wi-Fi 7とBluetooth 6に対応したことで、向こう5年間は「規格が古くて困る」みたいなことはまずなさそう。自宅のルーターはまだWi-Fi 6ですが、そのうち買い替えたときにちゃんと恩恵を受けられるのは安心感がありますよね。
SSDの読み書き速度が前世代比で2倍になっていたり、AI処理性能がM1比で最大9.5倍だったり。スペックシートを見れば見るほど、「これなら5年後もまだ現役でいてくれそうだな」という気持ちが強くなりました。
M2〜M4の世代は正直「まだM1で戦えるかな」と見送ってきたんですが、M5はようやく「買い替えて損しない」と思えるタイミングでした。通信規格、ストレージ、AI性能——どれも一回りしっかり更新されていて、次の5年を一緒に走ってくれるパートナー感がある。
開封してみた:ミッドナイト、かっこよすぎる
色、ミッドナイトにしました。
箱を開けた瞬間の感想は「うわ、かっこいい……」です。シルバーのM1もきれいだったけど、ミッドナイトは雰囲気がまるで違う。深い紺色というか、光の当たり方で黒にも青にも見える感じがたまらないんですよ。
指紋が目立ちやすいという話は聞いていたし、実際そうなんですけど、この質感の良さには敵わない。開封時にテンション上がれるかどうかって、これから毎日使う道具としてはけっこう大事だと思うんです。
デザインの変化:楔形からフラットへ
かつてのMacBook Airを使っていた人なら共感してもらえると思うんですけど、あのくさび形のデザイン、僕は好きでした。手前が薄くて奥にかけて厚くなっていく、あの感じ。
でもM5(正確にはM2世代からですが)のフラットなデザインに実際に触れてみると、「あ、こっちのほうが良いわ」ってなりました。
理由はシンプルで、一番分厚いところが薄くなっているんです。
くさび形って手前は薄いけど、ヒンジ側はそれなりに厚みがある。フラットデザインは全体が均一に薄いから、カバンに入れたときの収まりが良いし、テーブルの上に置いたときもスッキリしている。
M1とM5のスペック比較
細かいベンチマークは他のサイトにお任せするとして、エンジニアとして気になるポイントだけまとめます。
| 項目 | M1 Air | M5 Air | ひとこと |
|---|---|---|---|
| CPU | 8コア | 10コア | シングルスレッド性能が約1.8倍に |
| GPU | 7or8コア | 8コア(最小構成) | アーキテクチャの進化で世代差以上 |
| メモリ帯域幅 | 68.25GB/s | 153GB/s | 約2.2倍。ここが体感に直結 |
| SSD速度 | — | 前世代比2倍 | ファイルの読み書きがかなり速い |
| Wi-Fi | Wi-Fi 6 | Wi-Fi 7 | 将来への投資 |
| Bluetooth | 5.0 | 6 | 同上 |
| 重量 | 1.29kg | 1.24kg | 50g軽い。体感はそこまで変わらない |
| バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 | 5年使ったM1はだいぶヘタっていたので、新品の安心感が大きい |
注目はメモリ帯域幅。68.25GB/sから153GB/sへ約2.2倍になっています。
同じ16GBメモリでも、データの行き来するスピードが全然違うので、複数のアプリを同時に使うときの余裕に直結するところです。
今回AI性能もアピールポイントとされているので、ローカルLLMを動かしたりとかでも遊べますね。
実際に使ってみた感想:エンジニア目線
「全部同時に動かしても、引っかからない」が一番の変化
Docker + VSCode + ブラウザのタブ大量 + MCPサーバー——こういう「エンジニアの日常セット」を全部開いた状態で、引っかかりがなくなりました。
M1でも動くんですけど、M5だと余裕を感じる。この違い、地味だけど毎日効いてきます。
バイブコーディングとの相性が良い
Claude CodeやCursorでバイブコーディングしていると、AIの応答を待ちつつ別タブでドキュメントを確認して、ターミナルでサーバーの出力を見て——と、マルチタスクが自然に多くなるんですよね。
M5はそういう「あっちこっち行ったり来たり」する使い方でもサクサク。AIと一緒にコードを書く体験が、マシンのせいで中断されないのはかなりありがたいです。
バッテリーは「新品の恩恵」がでかい
正直、バッテリー持ち自体はM1も新品のときは十分でした。ただ5年使うと劣化してくるわけで、最近は午後になると残量が気になる状態だったんですよね。
M5に替えてからは、朝から作業しても夕方まで余裕。「充電を気にしなくていい」だけで、買い替えた甲斐があるなと思います。
MacBook NeoじゃなくてAirを選んだ理由
2026年、同時期に発表されたMacBook Neo(99,800円〜)もかなり気になりました。10万円を切るMacBookって、すごい時代ですよね。
でも、NeoはiPhone用のA18 Proチップにメモリ8GB固定。
ブラウジングやちょっとした作業には十分だと思いますが、エンジニアが個人開発マシンとして5年使うと考えると心もとない。
Docker動かして、MCPサーバー走らせて、タブ30個開いて——そういう使い方をする人間にとっては、やっぱりM5チップの16GBが安心ラインだなと判断しました。
目先の安さだけで選ぶと、2〜3年後に「あれ、もう限界?」ってなりそうで。長い目で見ればAirのほうが結局コスパがいいと思っています。
ぶっちゃけ気になるところ
いいことばかり書いても仕方ないので、正直に。
512GBはやっぱりちょっと不安。 開発環境を作り込んでいくと512GBはすぐ埋まります。クラウド活用で乗り切る方針ですが、1TBだけ独立して選べるようにしてほしいなあ、Appleさん。10コアGPUとセットにしないでくれ……。
ファンレスの限界はある。 Docker上で重めのビルドを走らせ続けると、本体がそこそこ温かくなります。ヘビーなクリエイティブ作業がメインの人はMacBook Proのほうが向いているでしょう。
ポートが左側に2つだけ。 MagSafeがあるとはいえ、USB-Cが左側のみなのは変わらず。右側にもポート欲しい場面、ありますよね?
こんな人にM5 MacBook Airはおすすめ
- IntelチップのMac、M1〜M3のMacBook Airを使っていて、「まだ使えるけど、もうちょっと余裕が欲しい」と感じているエンジニア
- バイブコーディングや個人開発にハマって、Macの利用時間が増えている人
- MacBook Proまでは要らないけど、Neoだと心もとないなと思っている人
- あと5年は買い替えずに使い倒したい人
- ミッドナイトのかっこよさにやられた人
まとめ:M1は名機だった。M5は「次の5年の相棒」になる
M1 MacBook Air、本当にいいマシンでした。5年経ってもまだ使えるって、冷静に考えるとすごいことです。Appleシリコンの衝撃を最初に届けてくれた名機。ありがとうM1。
でも、AIの時代が本格的に来て、僕たちの開発スタイルは確実に変わり始めています。バイブコーディングで個人開発のハードルが下がった今、MacBookに求めるものも変わってきた。
M5 MacBook Airは、そういう**「2026年以降の開発者の使い方」にちゃんと応えてくれるマシン**だと思います。派手な進化じゃないかもしれない。でも、メモリ帯域幅が2倍になって、通信規格が一回り新しくなって、SSDが速くなった。こういう「地味だけど毎日効いてくる進化」の積み重ねこそが、次の5年を支えてくれる。
M1ユーザーの皆さん、M2やM3は見送ったけど——M5は、そろそろ動いていいタイミングだと思いますよ。
